NPO法人認定から一年 

投稿日:2013年12月17日 投稿者:sot

仕事を早めに終え、東北宮古へ向かいます。ソウルオブ東北がNPO法人の認定を受けて一年が経ちました。今日は認定記念日です。NPO法人一年生です。去年の今頃は、シンポジウムでバタバタしていました。一年間何ができたのだろうか。小さな小さな一歩の積み重ねでした。

 

途中の窓から見る景色には、うっすら雪が積もっています。雪は北海道で見慣れていますが、東北の雪は、日本の雪です。

 

今日は、いつもお世話になっているとの情報交換と忘年会。沿岸の状況をそれぞれ話しました。ここ二年に大きな変化が訪れる事は間違いなく、その変化に対応出来る準備をしておかなくてはなりません。ある地域は人口減少が続き、加工場も雇用の獲得が出来なくなってしまうでしょう。あまりにも復興の速度が遅いのです。住宅のないまま、移住して行く人が多いのです。盛岡の地価が上がっているのはそのせいです。来年の年度変わりには、子供達の転校のタイミングに合わせて出て行く人が多くなると言われています。人口現象は、町の経済を悪化させて行きます。

 

また、鮭は戻ってくるのに四年かかると言われています。来年がその時です。稚魚が少なく、更なる不漁が予想されるのです。今から供える必要があるのです。水産物を大切にすることは勿論、原料供給だけに頼らない商売必要です。
また、雇用の継続を維持するためには、もっと従業員さん達とのコミュニケーション大切です。そして、漁師さん達が裕福にならないことには、漁師町は成り立ちません。そのためには、魚の価値上げることが必要です。雑魚だと想う魚でも実は使い道なのではないかと思います。

 

もっともっと沢山の対策を取らなければならないでしょう。
夜中までその話で盛り上がります。まさに同志のような存在です。勇気も湧いて来ます。一人では無いのです。共に真摯に考えて行動移すこと、まずは小さな事からでも始めて行きます。                        (代表理事 岡部泉)

 

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