「テマヒマ展〈東北の食と住〉」

投稿日:2012年8月25日 投稿者:sot

■東北のことに興味があるんだ

 

この展示会が明日で最後なので、見に行くことにしました。東北の手間と暇をかけてつくられた生活の道具たち。夏休みの最後の週ということなのか、沢山の方が見に来ていました。東北は私にとってはとても身近なものとなりました。そして工芸とくれば、よく知ったものですが、こうして沢山の若い方が興味深くみているところを見ると、なかなか東北の民具や工芸を知る機会もないのかと思ったり、またこうして都会的なていねいなしつらえの中でみる民芸の道具は、普段と違って格好良く見えるものなのかと思ったり。。。。映像で映っていた笑顔のかわいらしいおばあさんたち、渋く味のあるお父さんたち、役者顔負けです。くらしそのものが人をつくっているのだと思いました。

 

しかし東北は進化していかなくてはなりません。民具は本当は飾るモノではなく使われるモノです。工芸品になってしまってもいけないのです。しかし、民具であろうと工芸品であろうと、使うために買う人が少なくなってしまった今、次を見据えなければなりません。

 

せめて今できることと言えば、こうして良いメディアに取り上げてもらい、希少性や高技術などを謳いながら数少ない職人さんが数少ない購買層を捉えて行くということなのでしょうか。

 

何事もそうですが、今は、需要と供給のバランスを上手に計りながら生産し展開していくことが大切なのだと思います。(代表 岡部泉)

 

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