東北からの友人

投稿日:2012年1月24日 投稿者:sot

■東北のことを語った銀座の夜

 

夜になって冷たい雨が降り始めました。銀座の小料理やさんで東北から来てくれた五日市さんと草野さんと待ち合わせします。 今日は、銀座で東北の復興の現状と今度の事を語る企業中心?のシンポジウムがありました。私は、出席出来ませんでしたが、講演者として出席された草野さんにその模様を伺いました。これまでの復興状況はともかく、今後の東北には、数多くの企業が支援という形で進出します。建設のためのゼネコンはもちろん、住宅、医療、福祉、飲料などの食産業、あらゆる種類の企業が東北へと向かうことでしょう。その支援の途中にあるものは、復興のプロセスですが、その先にあるものは企業の販路拡大です。企業ですから当たり前のことではありますが、東北の人たちが後々まで感謝できるような素直で単純な支援でないことが、寂しい気持ちにさせます。見返りのない支援はないのでしょうか。こんな事を考えているようでは、あまりにも規模の小さい子供じみた活動しかできないのかもしれません。しかし、私たちは企業ではありません。小さくともこころのこもった支援活動でありたいと思っています。小さな成果しか出せないかもしれません。しかしその純度が高いことを優先させたいのです。活動の中でも沢山の迷いとストレスがあります。参加してくれる方々それぞれに思いが異なるからです。全ての人たちの思惑を叶えることは出来ませんが、一つだけ通し続けることがあるとすれば、自己の利益、プライド、権威よりも東北の人々に為になることを優先することだけです。

 

そんなことを感じながら、三人で楽しい美味しくお食事を頂きました。外に出てみれば、先ほどの雨が雪に変わっていました。お二人とも東北に雪に慣れているはずなのに、東京の珍しい雪の光景に驚きです。東北のことを語り合った思い出深い銀座の夜となりました。(代表 岡部泉)

 

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