早採り若布

投稿日:2012年1月30日 投稿者:sot

■田老の春がやってきた

 

今日は、田老漁協から、早採り若布が送られてきました。

 

来月の21日に行われるいわて三陸沿岸復興プロジェクト第3弾の素材が早取り若布なのです。喜八さんにこの若布の提案をお願いしています。 早採り若布とは、間引き若布のことです。若布が育ちやすいように、刈られてしまう若い若布です。地元で消費する程度であとは、捨てられてしまう運命にあります。それはそれはもったいないことです。その早採り若布を商品化するには、どうしたらいいのかという問いに答えなくてはなりません。 まずは食べてみてくださいということで茎のついた茶色い若布が送られてきました。まずは若布しゃぶしゃぶにしていただきます。 お湯にくぐらすと、茶色の若布が、さぁと若草色に変わります。その鮮やかさとその速やかさにびっくりです。田老の春がやってきたのです。 食べてみると、しゃきしゃきとした歯ごたえとはりのある質感、意外にも形がくずれることもありません。田老の若布は緑の薄衣が風に吹かれるように揺れています。早春の若布鍋です。震災を乗り越えた若布です。頑張った若布なんです。誠に感謝して、ありがたく頂きましょう。(代表 岡部泉)

 

120130_wakame

 

最新情報

アーカイブ

ページトップへ