再生の春

投稿日:2012年3月20日 投稿者:sot

■また沈丁花のつぼみが膨らんだ

 

毎年、うちの小さな花壇の沈丁花のつぼみが膨らみ春がきていることを知らせてくれます。
温かくなり始めるとそのつぼみが開いて香しい香りを放つのです。そのたびにまた新しい春がいつものようにやってきたのだと思うのです。
こうして震災あっても、春は変わらずやってくるのです。

 

日本人はいつも春を再生の季節とし、春を出発の時だと思うのです。もちろん行事的にも卒業式、入学式があるので、その節という役割を春は担っているのですが、それだけではありません。冬の時代から芽が出て花が咲く。その自然の動きに再生を感じるのです。春が春らしくなくなってしまったら、日本人の文学も心も変わってしまいます。

 

今年も春がもうやってきているのです。今年こそ再生という言葉が嬉しく思う春はないのです。(代表 岡部 泉)

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