いわて三陸食産業プロジェクト2

投稿日:2011年11月29日 投稿者:sot

■いよいよ本番、鮭の味噌漬け丼

 

皆さんより一足早く入ってくれた日本橋ゆかりの野永さんと大槌へ向かいます。トレーラーキッチンの跳ね上げ式の扉が開くと、通りをゆく人々が何か起こるのかと怪訝そうに見ていきます。何かの期待感、もしくは異物感の両方が入り交じった顔です。
手際よくゴボウのそぎ切りをしていくシェフの手元に見とれてしまいます。大槌の料理人さんである佐藤さんも手伝いに来てくれました。二人のシェフが地元の食材について語り合っています。こういう光景がとても和やかでうれしく思います。

 

そうこうしているうちに、京都と東京組のバスが着き、一斉に白いユニフォームがトレーラーキッチンに溢れていきます。白いその軍団は、ショーさながらにてきぱきと仕事をこなして行きます。その姿だけでも一見の価値ありなのです。その勢いに地元の人たちが「何がおこるの」と皆、聞いていきます。私、誇らしげに、「鮭の味噌漬け丼とさっき絞った酒粕で粕汁つくって皆さんに試食してもらうのですよ」と。私が料理するでもないのに、こういう時は本当に我がチームを誇りと思うのです。

 

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2時になり、皆さんに食べていただきます。一同に、鮭はいつも食べてるのに、これは違うねというご評価。うれしいです。これを復興食堂の新メニューに加えていただきたいと思いました。おらが復興食堂の店長さんも、「いやいや、顔が緩みっぱなしだよ、うれしくて」と。こうして大槌に少しだけ希望の光をもたらせたのかとほっとするのでした。(代表 岡部 泉)

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