花巻里山つくりに向けて

花巻の里山の暮らし体現、そして真の幸福の価値創造へ

縄文時代の痕跡が色濃く残る花巻里山には、経済成長を目標としてきた日本が忘れてかけている日本の原風景が残っているのではないか。山と里を一体とした風景、農を根底においた暮らし…
それは宮沢賢治が求めてきた自然調和としてのイーハートーブでもあった。ここ花巻里山にて、打ち出す未来価値とは日本の原風景体現から呼び覚まされる「真の幸福」という価値である。
  • 花巻里山 つくりから生み出す未来価値創造の構図
  • 株式会社里山パートナースとは

    花巻にある石黒農場は、祖父の時代から2 万5 千坪の山間の土地を持ち、父の時代に日本でも珍しいほろほろ鳥の生産を始め現在、その飼育数は年間4 万羽である。三代目である石黒幸一郎氏は、石黒農場とは別に花巻里山つくりと花巻周辺の農家連携でつくる食品加工を事業内容として掲げ、新しい花巻の価値を創造するために2013 年8 月に株式会社里山パートナーズを設立した。花巻企業化支援センターに食品加工場を所有している。

事業骨子

六次産業化の商品開発

■ほろほろ鳥の加工品

自己資源の最大活用へ里山パートナーズの背景でもある石黒農場は日本でも珍しいほろほろ鳥の生産を手がけている。現在はほろほろ鳥のスモーク(自社加工)とレストラン向けに生肉の販売を行っている。しかし飼育鳥社舎の増加を行わない限りほろほろの飼育数は限られている。そこで現在廃棄されている骨や規格製品にはならない肉を使って加工品をつくり販売することが自己資源の活用となる。

商品1:ラーメン ほろほろの骨を使いスープをとる。脂肪分の少ない健康的なラーメンを目指す。
商品2:ほろほろしぐれ煮 細かくした肉を活用。花巻の野菜と組み合わせたしぐれ煮。
商品3:ほろほろ鳥に合う和風ソース 

■三陸里海との連携商品 「三陸の魚+里山のソース」

大船渡の三陸パートナーズと連携し「三陸の魚+里山のソース」という新しい商品を協力して進めている。熊谷喜八シェフのレシピを借りてタプナードソース、ジェノベーゼソース、香味ソースを作り、三陸のスモーク、(オオメ、(桜鱒、真イカ、ツブ貝、サンマなど)炙り(ブリ、鰹)、〆鯖などと組み合わせた商品を展開した。

■宮沢賢治リスペクト商品

宮沢賢治の求めてきた本当の「さいわひ」と農業に向かっていく姿勢、そしてイーハートーブを彷彿させるような商品。ネーミングなどで表現したい。(次年度商品として)

新しい里山つくり 「自然と地域連動の里山」

石黒農場の敷地内にある古民家などの既存施設を利用して、里山の暮らしを体現できるような施設を資金計画を立て、事業成立見込みを確認した後、実施に入る。実施は三期にわけて行う見込み。
※敷地外施設 里山パートナーズ加工場(花巻企業支援センター内)

第1期

・古民家(既存改修)を利用したレストラン 新規施設として厨房をつくる
・自採自調により、食べ物の本質を学び、また喜びも感じられるようにする

第2期

・炭焼き小屋 間伐材や敷地内木材利用による燃料つくり
・神楽舞台 地域の伝統芸能の保存と活性化
・早池峰神楽などの伝統文化を知ってもらうためにイベントなどを開催。

第3期

・野天風呂(既存の温泉利用)
・オーベルジュ(新設5〜7室位)

花巻 ↔ 東京 ハブつくり

花巻里山の商品、およびほろほろ鳥などの地元食材を使ったレストランと工芸品などの販売を併用した店舗をつくり、里山のアピールと共に花巻への誘導を行う。この店舗では、東北、岩手の里山、里海の情報を扱い、東北、岩手のアピールを行う拠点とする。
事業運営としては、共同出資企業を探し経営、運営の連動を計りたい。