里山パートナーズの目指すもの

東北の里山の未来価値を高める二つの構造

  • ものづくり

    付加価値性の高い商品

    海里山の産地連携商品

    「三陸スモーク」「三陸炙り」「三陸〆」+いわて里山のソース

    水産物+いわて里山のスープ&ソース

    産地連携によりオール岩手を目指し、水産物の新しい味わい方を提案する。

    三陸のシーフード+いわて里山のカレー

    花巻の石黒農場のほろほろ鳥でとったスープに里山の野菜と香辛料でカレーソースを作った。そのカレーソースにあとのせで三陸のシーフードをトッピングさせる商品。

  • 場づくり

    里山パートナーズの里山つくりは、宮沢賢治の言葉をかりながら
    私たち日本人が忘れかけている里山の暮らしの体現から始める

    プロジェクトビジョン

    「ほんたうのさいはひは一體何だらう」

    宮沢賢治のふるさと花巻から改めて幸福という価値を「石黒農場」を拠点にした花巻の里山から提案する。自然を中心に人と動物が共に共存し、営みを行うことが、本来の里山の姿であり、その有り様を現実のものとし、経済的にも自然環境的にも継続可能な活動体としてつくることを目的とする。その実現から「ほんたうのさいはひ」を提示することが可能になると考える。そして、多くの人に体験してもらい共有することがビジョンの実践と考える。

    プロジェクトタイトル名について
    「南十字のムコウへ」銀河鉄道の夜より

    宮沢賢治がこの物語で伝えたかったことは「ほんたうのさいはひとは何か」ということであった。物語は、天上へ救われる最終駅であったサウザンクロスの駅(南十字の駅)で下車しなかったカムパネラとジョバンニが、その南十字のムコウを見るための旅へと続いていく。銀河鉄道の夜の旅には、「さいわひ」とはお互いの「さいわひ」のために尽くすことと賢治は言いたかったのでないだろうか。宮沢賢治の代表的な詩「雨にも負けず、風にも負けず」の最後に「いつも自分を勘定にいれず」というメッセージも同じような他をいたわることを説いている。 自然との共生を旨とするかつての里山の暮らし。他と共有した農の仕事。動物とも植物とも食の連鎖の中において礼を尽くすこと、そしてその命を無駄にしない事。これらの価値観こそ私たちが忘れてはいけないものである。そして、その考えこそが「ほんたうのさいはひ」へとつながっている。「さいわひ」とはお互いの「さいわひ」のために尽くすことと。それは、我々里山の目指す考え方に一致しているものであるので、プロジェクトビジョンに賢治が最後まで伝えたかったメッセージをいれた。

    プロジェクトコンセプト

    「労を惜しまない」

    花巻里山は、自然、人、生産物に労を惜しまないことを第一とします。
    自然の中で働くことが喜びとなり幸福と感じられる里山を目指します。

    [里山のキーワード]

    ・もったいないを美しく
    ・できるだけ100 キロ圏内
    ・安全でおいしく
    ・できるだけ手作り

    里山ブランドの発信

    地域連動型の加工品のアピール

    岩手の海、里、山を連携させた先導性の高い加工品をつくることによって、新しい岩手県のブランディングをはかる。

    共同出資企業の東京出店との連動

    共同出資企業と連動し、花巻里山の商品、およびほろほろ鳥などの地元食材を使ったレストランと工芸品の販売を併用した店舗をつくり、里山のアピールと共に花巻への誘導を行う。この店舗では、東北の里山、里海の情報を扱い、東北のアピールを行う拠点とする。

    プロジェクト成果

    1.雇用の創出  里山村の建設によって生まれる雇用。高齢者の雇用。

    2.岩手花巻、三陸への観光誘客

    3.里山の暮らしの東京発信

    石黒農場の敷地一部を活用した花巻里山

    石黒農場の敷地一部を活用した花巻里山

    石黒農場場敷地面積 約2 万5000 坪

    1.古民家(既存改修)を利用したレストラン 厨房を新設

    2.里山パートナーズ加工場(既存)

    3.野天風呂(既存の温泉利用)

    4.オーベルジュ(既存の敷地に新設5~7 室位)

    5.炭焼き小屋(既存の敷地につくる)

    6.神楽舞台