三陸パートナーズの目指すもの

三陸の未来価値を高める二つの構造

  • ものづくり

    付加価値性の高い商品

    海里山の産地連携商品

    各組合員の得意な魚種や設備という三陸の魚種の豊さを活用した商品に、いわて里山のソースをつけ、新しい三陸の魚の味わい方を開発した。このシリーズは今回は22 点だが、旬の魚のスモークも随時出す予定。

    「三陸スモーク」「三陸炙り」「三陸〆」+いわて里山のソース

    いわて里山のソース

    いわて里山のソース

    いわて里山のソース

  • 場づくり

    大船渡並びに三陸の食文化の発信と
    水産資源による食経済の活性

    循環型プロジェクトの構造

    〈組合の共有性と共有施設が生み出す3 つの循環〉

    循環型プロジェクトの構造

    HYTTO

    エネルギー、文化、食材の循環型の施設の提案

    食を生業としてきた者たちは、やはり食の力で復興をしたい。そして、新しい水産物の可能性を探り進化した三陸の良いモデルケースとして、三陸の代表的な地域にしていきたいと思う。人、水産物、自然との共生と循環をテーマに実現に向かうには新しい付加価値を生み出す力が必要である。
    これまでの水産加工者、魚市場、漁師、漁協などの関連事業者が協力し合う体制をとらなければならない。また限りある水産資源を守りながらも商品価値を高めることで経済を安定させることが、水産資源の有効活用と考える。そして共有できる施設をつくり、個から集によるエネルギーを生み出す必要がある。
    そこで我々協同組合三陸パートナーズは、第一期計画として、水産加工場の力を結集し、水産物を身近に感じ、購入し、食することのできるエネルギー、文化、食材の循環型食の商環境「HYTTO」を立ち上げ三陸の食による未来を築きたいと思う。建築は、なるべく初期コストを押さえながらも、ソーラーシステムと温泉熱利用を行い、エネルギーを無駄なく使用し、地域と首都圏の文化を結ぶ施設として、三陸海の学校を開設し、食材を余す事なく使うために水産加工品の開発をすすめ、その商品の販売のためのマーケットとレストランをつくる。第二期計画としては、インフラの共有を目的としたシーフードバンク、パーツセレクションファクトリーを計画している。このような計画を持つプロジェクトがやがて、人、水産物、自然との共生と循環を可能にしてくれると考えている。

    3.8 万人のまちから首都圏への発信

    大船渡の人口は、震災後からも減少し3,8 万人となっている。経済は人口に比例して考えられることが多い。しかし経済を現地消費で考えるのではなく、首都圏への発信システムをつくることで、小さな魚のまちから大きな経済を生み出すまちへと歩んでいきたい。そのためには、迅速高頻度のロジスティックス、量と種を豊富に蓄える冷凍倉庫、高性能な鮮度技術、付加価値性の高い商品開発などが必要である。

    食による地域継続

    人口減少だけではなく、水産業は人手不足が大きな問題となっている。機械化も必要な課題であるが、細かな手仕事はこれからも欠かせない作業である。雇用の確保と従業員の誇りが持てる加工場があることが、地域継続には欠かせないものである。失ってしまった商環境や住環境を取り戻すことは基本要素ではあるが、それ以上の価値をもったまちつくりで、定住人口、流動人口を増やしていきたい。

    食の進化専門化

    食に特化したまちづくりであるためには、新しい知識、伝統からくる知識を様々な分野から取り入れる必要がある。そのためには、多くの人々が学ぶことができる「三陸 海の学校」の開設を考案する。自然環境学、商品開発、マーケティング、海洋学など識者を招いて定期的な開催をする。