漬け物文化から もっと幅広く
住田町での生産。赤かぶは坂本地区で昔から作られているもので他では作られていませんでした。形は大根に見えますが、味はかぶなのです。中も赤いのが特徴です。生でも使えますし、サイズも10センチくらいからあるので、幅広く料理に重宝して使えます。煮ると色が出ますが、煮汁の味が良く、煮てもよし、焼いてもよしです。
もともとこの地区では、漬け物でしか食べられていませんでした。漬け物は、土地の人たちにとっては飢饉の時の食べ物で好きというよりも、保存食として仕方なく食べていたものなのです。
今後は、いろいろな食べ方を考え、魅力付けをしていくことが必要です。今はまだ、3軒ほどでの生産です。