おむすび58 狩野美紀雄シェフ

投稿日:2014年12月19日 投稿者:sot

 

58チラシ

 

ソウル オブ 東北

チーム おむすび 第58回料理教室開催   2014.9.14

第58回のチームおむすびは、ホテルメトロポリタン盛岡の狩野美紀雄シェフと共に住田町本町団地仮設住宅へ向かいました。

 

■開催概要

 

1.開催日時:9月14日(日)11:00~14:00

 

2.開催場所:住田町本町団地仮設住宅

 

3.メニュー:烏賊のリゾット、野菜のファルシ

 

4.講師:ホテルメトロポリタン盛岡 狩野美紀雄シェフ

 

5.主催:ソウルオブ東北

 

6.協賛:キッコーマン株式会社

 

7.協力:ホテルメトロポリタン盛岡

 

 

 

 

第58回のおむすびは住田町本町団地にお伺いしました。

狩野シェフは毎回住田町のおむすびにご参加いただいています。

今回のメニューは烏賊のリゾット、野菜のファルシ(詰め物)です。

料理教室後に仮設住宅を出る方のお別れ会を開くということでしたので、パーティーにもぴったりなメニューを考案して下さいました。

 

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まずは、野菜のファルシ作りにとりかかります。

ハム、玉ねぎ、にんにく、マッシュルームのみじん切りにしたものと、豚ひき肉、鶏ひき肉をソテーし、トマトソースで軽く煮ます。

もともと、余った食材を入れて作ったという料理なので野菜は何を入れても良く、肉も今回は豚ひき肉、鶏ひき肉、ハムと数種類使っています。

 

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ナスとズッキーニを4cm程度の厚さに輪切りします。

スプーンで野菜をくり抜き、カップのような形にします。

職人技で皮のギリギリまで薄めにくり抜いた方もいましたが、分厚い方が野菜がいっぱい摂れるので、そこはお好みです。

くり抜いた野菜くずもトマトソースに入れてしまえば無駄もありません。

 

ピーマンは上と下を上手に使ってカップ型にします。

どうしてもヘタを取ると穴が開くので、穴の部分にピーマンの残りを組み合わせて塞ぎます。

切った野菜にトマトソースで煮た具材を詰め、オーブンで焼き上げます。

オーブンに入れる前にブイヨンを上からかけておけば、乾燥しすぎるのを防ぎます。

 

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野菜のファルシを焼いている間に、烏賊のリゾットにとりかかります。

まずはイカを捌きます。

腸とすみをきれいに取り出し、身の皮を剥きます。

このとき、酢に付けながらやると簡単に皮を剥くことができます。

身の部分は輪切り、耳とゲソは荒切りにしておきます。

 

次に、ニンニク、玉ねぎをソテーし、ファルシで使ったトマトソースを加え煮てイカスミ、粉チーズを加え硬めに炊いたご飯を混ぜます。

ご飯が多すぎた時はブイヨンを加えます。

そこに輪切りにしたイカの身、パセリを飾りつけて完成です。

今回の参加者の方チーズ好きが多かったのか、粉チーズをこれでもかと更に振るっていました。

またそれを見た他の方も、負けじと加えていき、お互いのチーズの量に笑いながら盛り付けも終わりました。

 

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仮設住宅の空き室の一つで食事会場の準備が進められ、そこでみんなで集まって食べました。

食材を提供して下さった佐藤商店の気の良いおばあちゃんからいただいたきゅうりの漬け物も並びます。

今月は仮設住宅を出る家族が2世帯あるということなので、食事会兼お別れ会をしました。

住田の仮設に毎回来ている狩野シェフも、寂しい気持ちになったようです。

最初は17部屋あった仮設住宅も、空き室が目立ってきました。

空き室はなんと3万円で買い取ることが出来るので、新しく家を建てた時に納屋などに使えます。

 

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食事も終わり、部屋を出ると早速引っ越し作業がはじまっていました。

現在住んでいる人も、仮設住宅を出る目処がたってきた人も多いです。

しかし、高齢者の独り暮らしなど、まだ仮設住宅に残っている人は多くいます。

そんな方が誰かと一緒に作業して、一緒に何かを食べる時間をチームおむすびの料理教室の中で持てるように、これからも活動を続けていきたいと思います。

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