おむすび 21 田中徳雄シェフ

投稿日:2012年9月30日 投稿者:sot

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ソウル オブ 東北

チーム おむすび 第21回料理教室開催    2012.9.30

 

第21回おむすびお食事会を開催しました。
今回は、昨年も参加いただいた秋田・「割烹 かめ清」料理長、田中 徳雄さんです。当初は、春に参加の意向をいただいていたのですが、お店が例年よりも繁忙になりなかなか店から離れられませんでした。
窓口の自治会副会長さんも、とても楽しみにしていらしたようで、到着するなり満面の笑顔で迎えてくださいました。
サポートとして参加いただいたかめ清の女将、友子さんは、ちゃきちゃきの秋田人といったお母さん。会場のセッティングなど、広い会場に響き渡る声量で指示を飛ばします。

開始時刻10分前になると、女将さんは仮設団地に向かい、大きな声で「お食事会が始まりますよ~!」「美味しいきのこ汁と漬物ありますよ~!」と住民の方々を誘います。女将さんの集客力もあって、約30名の参加者で会場は一杯に。

まずは、漬物からです。
漬物は、料理教室のような短時間では漬からないので、秋田で仕込んできていただいた
材料を使って進めます。田中料理長からは、イチから作り方を口頭で説明されます。注意点やワンポイントも教えながら、参加者の質問にも答えます。サポートスタッフも多いので、テーブル毎に丁寧に進めます。

続いて、きのこ汁です。
いろいろなきのこと、鶏肉、野菜を手分けして調理していきます。子供から年配の方まで幅広い参加者で会話も盛んに交わされながら、テキパキと調理が進みます。包丁の使い方も様々で、年配の方の手際を見ながら若い方は盗んでいました。
スープは、仕込んできたものでしたが、口頭で丁寧に説明され、皆さんメモを取りながら質問も飛び交います。

そして、出来上がったら全員で「いただきます!」
漬物も、「いぶりがっこ」やもち米を使った甘味のある「茄子の餅米漬け」、粘り気のある食感の「ミズコブの醤油漬け」など様々な味で、参加者の皆さんも驚きながら箸が進みます。きのこ汁には、最後にうどんも加えられ、しっかり満腹です。

台風が近づく中、参加者・スタッフみんなで後片付け。
また再開を約束して、参加者の皆さんは「今度は、秋田に貸切バスで行こうか!?」と、親交がまた深まったように思います。
田中料理長からも、「また、春に戻ってきたいです。」ということなので、また春に。

 

    • ※注1 いぶりがっこ:秋田県の内陸地方南部に伝わる漬物。大根などの野菜を囲炉裏の上につるして4~5日程度薫製してから、2~3ヶ月間、ザラメ・塩・唐辛子・米糠などでつけ込む。表面は茶色や黒なども色が付き、味も薫製の独特な香りがついた素朴で味わい深い風味が人気の漬物。

 

    • ※注2 茄子の餅米漬け:秋田県に伝わる甘めの漬物。炊いた餅米にザラメと塩を混ぜて漬け床をつくり、茄子を漬け込む。茄子漬のなかでも比較的新しい漬け方。

 

  • ※注3 ミズコブ:ミズという山菜の葉の付け根に、秋になるとできるコブのこと。水辺や湿地帯で採ることが出来る。

 

■開催概要

 

1.開催名称   チームおむすび料理教室〈第21回〉 田中徳雄のお漬物教室

 

2.開催日時   2012年9月30日(日曜日)11:00〜

 

3.開催場所   旧新城小学校跡地 応急仮設集会所(気仙沼市田尻沢)

 

4.主催     ソウル オブ 東北 + NICCO

 

5.協賛     Give2Asia、キッコーマン株式会社

 

6.実施内容   料理教室、食事会

 

7.参加シェフ  秋田 割烹 かめ清   田中 徳雄     敬称略

 

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