おむすび41 原田良一シェフ

投稿日:2014年1月18日 投稿者:sot

 

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ソウル オブ 東北

チーム おむすび 第41回料理教室開催    2014.01.18

第41回のチームおむすび料理教室は、岩手県一関市室根町の旧折壁小学校跡地仮設住宅集会所に、「レストランあさひや(同市千厩町)」の原田良一オーナーシェフと同店三代目の原田良太さん、従業員の菅原拓也さんと共に伺いました。当日は一面雪に覆われるも、太陽の日差しが眩しい天候の中での開催となりました。

 

■開催概要

 

1.開催名称   チームおむすび料理教室〈第41回〉

 

2.開催日時   2014年01月18日(土曜日)10時30分〜

 

3.開催場所   岩手県一関市室根 旧折壁小学校跡地仮設住宅集会所

 

4.主催     ソウル オブ 東北

 

5.協賛     キッコーマン株式会社

 

6.実施内容   料理教室、食事会

 

7.参加シェフ  岩手 レストランあさひや原田シェフ

 

 

原田シェフが折壁仮設住宅に訪問するのは2011年12月以来、2回目。折壁仮設には宮城県気仙沼市の方々が現在85世帯生活しており、今回は9名の女性に参加していただきました。

材料として使われる、幻の野菜『矢越カブ』とは、今回の開催地である室根町矢越地区で生産されている、オレンジ色が特徴的なカブです。何年も前に生産しなくなったカブでしたが、生産者の小野寺さんが復活させ、現在は小野寺さん含む2名しか生産していません。生産量も少ないことから幻と言われているそうです。参加者からは「何年ぶりだろう!子供のころ、おふかしに入っているのを食べた記憶があるなぁ。ほんと懐かしい」という声もありました。

『いわい鶏』は室根町を中心に生産されている地鶏です。仮設住宅の近くに工場があり、「みなさんに食べていただいて少しでもお役に立てれれば」と社長さんからお肉をご提供頂きました。社長さんからのエールに皆さん感激していました。

 

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まずは【りんごのパンプディング】を作ります。りんごの皮をむき、芯を取り除いて8等分のくし型に切ってから、いちょう切りにします。切り出したりんごと水を鍋に入れ、強火にかけます。沸騰したら中火にしてアクを取り、水気がなくなるまで煮れば、りんご煮の出来上がりです。次は、ボウルに卵ときび砂糖を入れ、泡立て器で砂糖が溶けるまで混ぜてから、牛乳とラム酒を加えます。食パンは耳を切り落として1枚を4等分に切り、先ほど作った液体に30分以上漬け込みます。グラタン皿などの耐熱容器に、漬け込んだパンとりんご煮の半分を交互に敷き詰めたら、残りのりんご煮とレーズンを全体にちらし、きび砂糖をふります。オーブン天板の上にお湯をはり、その中に先ほどの耐熱容器を置き、170度でこんがり色づくまで焼きます。

 

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焼きあがる間に【幻の野菜『矢越カブ』と『いわい鶏』のクリームシチュー】にとりかかります。矢越カブ、玉ねぎ、人参、いわい鶏をすべてひと口大の大きさに切り、各々下ゆでします。鍋に牛乳とブイヨンを入れ中火で温め、泡立て器を使いながらブルーマニエを加え、よくかき混ぜます。ひと口大に切ったカブ、玉ねぎ、人参、いわい鶏を鍋に入れ煮込みます。塩、コショウ、ナツメグ、生クリーム、バターで味を調え、ブロッコリーを加え完成です。

 

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パンプディングも焼きあがったところで、参加者の方々にシェフ、スタッフの分まで取り分けて頂き、皆で食事です。前回の開催が2年前ということもあり、始まる前は皆さん緊張気味でしたが、食事の時にはもう打ち解けてお話も弾みました。原田シェフからは食材や地域の話、食材を提供してくださった地元企業について伺いながら、とても心温まる料理教室になりました。ぜひ次回も!と約束をし、名残惜しくも会場をあとにしました。

 

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