大船渡市立綾里小学校食育教室 原田良一シェフ

投稿日:2016年2月1日 投稿者:sot

 

綾里小学校 原田シェフ 表

 

 

ソウル オブ 東北

大船渡市立綾里小学校食育教室   2016.1.27

 

綾里小学校にて今年度2回目の食育教室を開催しました!

 

 

■開催概要

 

1.開催日時:1月27日(水) 5~6時間目

2.開催場所:大船渡市立綾里小学校

3.対象:綾里小学校 4年生

3.メニュー:~大船渡綾里地方の伝統食をシェフ風にアレンジ~

①ハットは! 「冬いっぱいのミネストローネ かぼちゃのニョッキを入れて」

②ちょっと古いけど元気の源ポパイのほうれん草 「冬においしいほうれん草とベーコンのポパイスパゲッティ」

③なべやきは? 「おいしいクレープを焼いて シェフが持ってきためずらしいりんごのカラメルゼで!」

4.講師:レストランあさひや 原田良一シェフ

5.主催:ソウルオブ東北

6.協賛:株式会社シュゼット様

7.後援:岩手県教育委員会

 

 

綾里小学校には前回の6月以来二度目の訪問でした。

前回は2年生の元気さに圧倒されましたが、今回の対象は4年生です。

明るく挨拶と返事ができる子供たちで、柔道の先生も務める原田シェフは礼節がしっかりしていると感心していました。

さらには「この間は弟がお世話になりました」とあいさつしてくれた子もいました!

 

りょー1

 

 

 

 

4年生は現在総合的な学習の授業で地元の郷土料理について学んでいます。そこで原田シェフが郷土料理からヒントを得たメニューを考案してくださいました。

そば粉や小麦粉を練った「はっと」は、かぼちゃと小麦粉を練ったニョッキにして冬野菜がいっぱい入ったミネストローネにしました。

岩手県県南の地野菜「矢越かぶ」も入れました。

矢越かぶは熱を通すと甘くなり、繊維質が豊富なので煮崩れしないので煮込み料理に最適です。

 

 

りょー2

 

 

 

大船渡周辺には「なべやき」というお菓子があります。

もとは精製されていない小麦粉を水と合わせてなべ(フライパンがなかった)で焼いたからなべやきというのが一説にあります。

名前の由来の通り、もともとはパンケーキを薄くしたものがなべやきです。

子供達におうちのなべやきについて聞くと、ホットケーキくらいの厚さのなべやきがあったり、もっと薄いものであったりそれぞれ家庭の味がありました。

今日はクレープを焼いて、紅玉りんごのカラメルゼにまきました。

紅玉りんごは甘みの中に酸味があります。

カラメルゼにする前の生のりんごを子供たちは一口ずつ食べ、味覚が今何を感じているかを確認しながら、調理しました。

 

 

りょ-3

 

 

 

ほうれん草のスパゲッティは、シェフがみんなの分をまとめて作りました。

寒さの中育った寒じめほうれん草は甘みも栄養もいっぱい詰まっています。

もちろんこのほうれん草も地元産です。

 

 

料理ができあがると、子供たちが積極的に盛り付けしました。

作った料理を自分で食べてみると、おいしくできて大満足な様子でした。

給食は別にあってそれも食べたのですが、作った料理も喜んで食べていました。

 

りょ-4

 

 

絞り器から出したニョッキを切るのに苦労したり、お湯が沸騰するまで一人で鍋を見張っていたり、子供たちはそれぞれ自分に与えられた役割をこなしながら苦労と楽しみを学びました。

最後は子供たちから「花は咲く」の歌のプレゼントがあり、シェフもスタッフも大感動でした。

 

 

 

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