食育教室 山田町立大浦小学校

投稿日:2015年1月14日 投稿者:sot

 

ソウル オブ 東北

山田町立大浦小学校食育教室   2014.12.9

食育教室では初の沿岸部となる大浦小学校へと向かいました。

山田町の南に位置し、船越半島の中間にある大浦小学校周辺では昔から漁業が盛んな地域で、たくさんの魚介が獲れます。

 

■開催概要

 

1.開催日時:12月9日(火)11:00~14:00

2.開催場所:山田町立大浦小学校

3.対象:大浦小学校4,5,6年生

3.メニュー:「旬のお料理 ア・ラ・カルト」

4.講師:レストランあさひや 原田良一シェフ

アシスタント:赤松寛子さん

5.主催:ソウルオブ東北

6.協賛:株式会社シュゼット様

7.後援:岩手県教育委員会

 

食育教室に参加したのは4,5,6年生でしたが、今回は全学年分の給食を作りました。

給食なので時間厳守が大前提でしたが、生徒たちが大奮闘してくれました。

 

作った料理は「鮭のフライ・タルタルソース レストランあさひやのポテトサラダ添え」「みんなが大好きハンバーグステーキ スパゲッティ添え」「お魚のエスカベッシュ風」「チャウダースープ 山田風」「海の幸のおいしいご飯」「シェフの特製プリン りんごのコンポート」と、豪華な献立です。

鮭のフライの鮭は、山田漁港から学校に直接納品してもらった新鮮なものです。6年生は新巻鮭を作ったことがあるそうで、鮭に詳しく、シェフからの質問に次々に答えていました。

一通りの説明が終わると、料理にとりかかります。

自分達の作業が終わったらすぐにシェフを呼んで新しい仕事をもらうので、一つの料理にこだわらず、それぞれの料理を作りました。

 

大浦-1

 

捌いてアラだけになった鮭を茹で、身をほぐしやすくし、食べれるところは一つ残らず使いました。

「捨てるところはない」と食材を大事にする心を育てます。

一見退屈な作業のように見えますが、子供たちは楽しそうに身をとっていました。

 

大浦-2

 

1人ひとりが、それぞれの仕事を責任をもって進めます。

スープ担当になったSくんは、みんなの分のスープを焦がさないように一人でずっとかき混ぜてくれました。

ただかき混ぜているだけの仕事のように感じるかもしれなくても、美味しいスープをみんなが楽しむことが出来たのはSくんがいたからです。

料理を通して仕事への取り組みについても原田シェフは教えてくれました。

 

大浦-3

 

料理が完成すると、50人分の給食を盛り付けます。

この時点で時間が少し押していたので、生徒たちは急ピッチで動きました。

 

大浦-5

 

 

作った給食は、ホールに集まって全校生徒全員で食べました。

上級生は自分が作った料理を下級生に喜んで食べてもらって誇らしげでした。

食べている最中に乳歯が抜けてしまった子もいましたが、それでも元気よく食べていました。

 

大浦-6

 

食材を大切にする気持ち、作った人への感謝の気持ちが増すと味も変わるようです。

料理を通して、命の尊さ、仕事観などたくさんのことを今回も学ぶことができました。

 

 

次回の食育教室は、年をまたいで2月です。

最新情報

アーカイブ

活動リスト

ページトップへ