【レポート】働きやすい水産加工場づくりセミナー

投稿日:2016年3月25日 投稿者:sot

3月18日、釜石市の水産技術センターにて「働きやすい加工場づくりセミナー」が行われました。

東北の沿岸部は、もとからの過疎化に加えて震災により、人口流出が止まらず、水産加工場で働く人は減っていく一方です。

釜石市の飲食店は時給1000円で募集をかけても人が集まらないほどで、業種関係なく人手不足が深刻になっています。

水産加工場では、事業は立ち直ったのに、商品が生産できないというジレンマを抱えています。

そこで、トヨタ式改善方法(機械と人が効率よく働く方法)、コミュニケーションを改善の二本立てで、経営者を対象にセミナーが行われました。

 

 

加工場01

 

 

 

ソウルオブ東北が提案したのは「コミュニケーションの改善」です。

コミュニケーション改善は、人手を増やすというよりも、今働いている人を辞めさせない環境を作ることを目的とします。

今働き手が求めているのが良好なコミュニケーションだというデータも出ています。

経営者のホンネ、従業員のホンネにスポットを当てながら改善例を具体的に提案しました。

 

加工場02

 

 

「コミュニケーション」というわかりやすいテーマだったので、質疑応答ではそれぞれ意見を言っていただきました。コミュニケーションに正解はありませんが、コミュニケーションが取れていたほうが、従業員もやる気が上がります。

こちらからはありがとうカード、お茶っこ会、アドバイザー制度を提案しました。

 

 

160318働きやすい水産加工場パワポ4最終-02

 

 

 

 

 

 

第二部ではトヨタ式改善について菅原氏から講演がありました。

こちらは、商品の注文から納品までの流れで、無駄を省いていくことで効率を上げる方法です。最近は岩手県内の水産加工場で導入されるようになってきました。

 

 

加工場03

 

 

問題はそれぞれの会社で違うところがありますが、今回の講演でヒントが見つかれば幸いです。

ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

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