おむすび84 具島ゆみ先生
投稿日:2016年9月17日 投稿者:sot
ソウル オブ 東北
チームおむすび 第84回料理教室開催 2016.9.10
毎年開催している釜石市小佐野キッズクラブで、今回もおむすび料理教室を開催しました。
元気いっぱいな子供たちが出迎えてくれました。
■開催概要
1.開催日時:9月10日(土)
2.開催場所:小佐野コミュニティ会館
3.メニュー:お味噌作り、ふのやき、お団子
4.講師:和菓子研究家 具島ゆみ先生
5.主催:ソウルオブ東北
6.協賛:キッコーマン株式会社
今回は、和菓子研究家の具島ゆみ先生が今までの人生の中での本州最北端の釜石市にいらっしゃり、子供達に「お味噌作り」と味噌を使った和菓子を教えてくださいました。
まずは、「手前みそのうた」のDVDを子供達に見てもらいました。
キャッチ―で思わず耳に残る歌です。ぜひ、聞いてみてください( https://youtu.be/wG-yslfgw6I )
具島先生はご自身でも味噌を作られているらしく、今回は一年半前に仕込んだお味噌を持ってきてくださいました。
先生が「この味噌はどのくらいの時間をかけて作ったでしょうか」という質問を子供達に投げかけると「10分!」「30分!」といった答えが返ってきました。
今日作ったお味噌が食べられるのは年明けごろなのですが、待てるでしょうか…。
歌で味噌の作り方を学んだ子供達は早速味噌作りです。
時間の関係で、手作り味噌キットを今回は使いました。
潰した大豆と麹を素手で良く混ぜて空気を抜きながら樽(今回はビニール袋)に詰めていきます。
今回のお味噌は塩分控えめなので、2か月ほどでできるのだそうです。
今日はお味噌づくし、ということで、味噌たれのお団子、ふのやきを作りました。
こねる、丸めるという工程があるお団子作りは子供達に大人気です。
砂糖を使わずに、はちみつで甘さを足しました。
ふのやきはあの千利休も愛したお菓子です。
クレープのように薄く、丸く焼いた生地に味噌を塗ります。
今日使ったお味噌は福井のお味噌です。
地元の釜石のお味噌は塩辛いの特徴で、子供たちにとって、味噌はしょっぱいものという前提があり、子供たちは薄く味噌を塗っていました。
しかし、実際の味は柔らかな味だったので、味噌を食べた子供達は驚いていました。
他の地域の物を知ったことで、自分の地域の文化を学べました。
試食の際は甘酒も試飲しました。
旬の青ゆずを入れた甘酒は香りがよく、飲みやすいものでした。
甘酒の作り方もとっても簡単で、米麹を60℃くらいで一晩おくと出来上がります。
感想を何人かに発表してもらいましたが、味噌が自分で作れたことに喜びを感じた子供が多いようでした。
嬉しかったのが、子供の付き添いで来たお母さん方も積極的に質問してくださったことです。
味噌は買うものになってしまい、作り方を知らない人にとっては難しいものだと思われていますが、本当はとっても簡単で、楽しく作ることができます。
今回参加してもらった子供達やお母さん方にはぜひ、家でも味噌作りをしてもらえればと思います。