おむすび76 原田良一シェフ
投稿日:2015年10月20日 投稿者:sot
ソウル オブ 東北
チームおむすび 第76回料理教室開催 2015.10.15
久しぶりに旧千厩中学校跡地仮設住宅で、おむすび料理教室を行いました!
■開催概要
1.開催日時:10月15日(木)
2.開催場所:旧千厩中学校跡地仮設住宅
3.メニュー:気仙沼の味 秋の海の味覚
4.講師:レストランあさひや 原田良一シェフ
5.主催:ソウルオブ東北
6.協賛:キッコーマン株式会社
こちらでは今まで定期的におむすび料理教室を開催してきましたが、今回の開催は7ヶ月ぶりの開催でした。
入居者の方から原田シェフに直接リクエストがあり開催の運びとなりました。
メニューは「気仙沼の味 秋の海の味覚」をテーマに、洋風サンマdon(丼)、かんたん秋野菜と鮭のクリームスープの2品を作りました。
千厩は岩手県一関市にありますが、入居している方は宮城県気仙沼市の方々です。
今回のメニューは原田シェフが入居者の方に気仙沼の味を良い意味で思い出してもらえればと考案して下さいました。
仮設住宅に到着し、準備をはじめると、開始一時間前にも関わらず参加者の方が現れました。
準備の手伝いに来てくれたのです。
何度も開催しているので、料理教室の流れがよく分かっている方ばかりです。
集まった人数は14人。
前回よりも少なくなりましたが、復興公営住宅ができ、そこへ移る人が増えたということです。
3班に分かれて料理教室をはじめました。
料理を作ることよりも人と話す時間を多く作りたいと、原田シェフがサンマの三枚おろしから野菜の切り出しまで、下ごしらえをしてきてくださいました。
洋風サンマdonはごはんの上に生野菜のサラダを敷き、サンマフライ、トマトとみりんのソース、タルタルソースをかけて作ります。
ごはんをよそってくれた方の気持ちが大きいのか、気持ち多めの量でした。
かんたん秋野菜と鮭のクリームスープは、牛乳に茹でて置いた材料を入れます。
一品で秋の野菜がたっぷりとれるスープができあがりました。
食事が完成するとテーブルを一つにくっつけて、みんなで食事をしました。
たくさんよそわれたごはんも会話が弾むと、完食してしまいます。
久しぶりに皆さんの笑顔を見ることができ、安心しました。
気仙沼市の復興公営住宅が完成しはじめ、千厩にいる方も気仙沼に戻りたいという思いが強くなってきたようです。
今回話を聞くと、来年に仮設住宅を出るという方が多かったです。
今までおむすび料理教室の開催に協力的だった自治会長夫妻も、気仙沼にもどるとのことでした。
公営住宅は、住む人の所得に合わせて家賃が変わりますが、4年後に家賃が割増になります。
引っ越す方はそこも気になるようでした。
おむすび料理教室後、気仙沼へ視察に向かいました。
気仙沼市内を周ってから、安波山へ移動しました。
高台から見下ろすと、気仙沼の復興状況が良く見えます。
栄えていた場所は以前は気仙沼港付近だったのですが、更に奥まった場所へ移行しました。
以前と同じようにするというのはなかなか難しい状況です。