おむすび73 熊谷喜八シェフ

投稿日:2015年7月24日 投稿者:sot

 

 

第73回 熊谷喜八シェフ 表

 

 

ソウル オブ 東北

レストランおむすび開催(第73回チームおむすび)    2015.7.19

 

チームおむすびは新しい活動「レストランおむすび」を7月19日田野畑村黎明台団地で行いました。

 

■開催概要

 

1.開催日時:7月19日(日)

 

2.開催場所:田野畑村黎明台団地

 

3.メニュー:まくろと細切りいかのコーリャン風、玉ねぎのヴィシソワーズ、鴨胸肉のポワレ・ネギソース、コーンピラフ、スイカとココナッツのゼリー

 

4.講師:熊谷喜八シェフ、伊藤勝康シェフ

 

5.主催:ソウルオブ東北

 

6.協賛:キッコーマン株式会社

 

 

今まで、チームおむすびとして仮設住宅に伺い料理教室を開催してきました。

最近はやっと公営住宅が完成も見られるようになり、仮設住宅の解体や、仮設住宅に残らなければならない人、仮設住宅を自力再建や公営住宅への転居で出ていく人、少しずつ動き出しているのを感じます。

私たちも復興の段階に合わせた活動をしたいと考え、チームおむすびの新しい方法を模索し、今回「レストランおむすび」を開催する運びとなりました。

「レストランおむすび」とは仮設住宅内だけのコミュニティを作るのではなく、地域の方にも一緒に参加してもらい、地域とのコミュニティも作っていくのが狙いです。

一番最初の活動場所として、岩手県田野畑村黎明台団地で行うことにしました。

黎明台団地は、自力再建した家と復興公営住宅が並ぶ新興住宅地です。

まだ出来上がったばかりで住民の方のコミュニティはまだ薄いところでした。

 

今回の講師はソウルオブ東北の理事熊谷喜八シェフにお願いしたところ、同じく理事の伊藤勝康シェフも手伝いを申し出てくださり、豪華なメンバーがそろいました。

 

 

73-4

 

 

 

メニューは熊谷シェフが田野畑食材を使った多国籍料理を考案してさいました。

韓国風のドレッシングが美味しい「まぐろと細切りイカのコーリャン風」、暑い夏にぴったりな「玉ねぎのヴィシソワーズ」、田野畑村特産の岩手がもを使った「鴨胸肉のポワレ ねぎソース」、とうもろこしの甘さがひきたつ「コーンピラフ」、見た目にも鮮やかな「スイカとココナッツのゼリー」、以上5種を作りました。

 

 

18

 

 

 

今回はレストランを地域のみんなで作り上げようという企画だったので、会場準備も参加者の方にお願いしました。テーブルに飾る花を摘んだり、カトラリー置きを紙で折ったり手作りならではの工夫をこらしました。

 

 

73-1

 

 

 

全員が必ず何かに携われるように、得意なことを活かして仕事をします。

 

 

73-2

 

 

 

料理組、会場組どちらの方も協力的でなんと予定していた時間より1時間早く食べ始めることができました。

席順は役場の佐々木さんが上手に割り振ってくださいました。

全員が席に着くと、料理が配られます。

「美味しい!」と皆さん感激していました。

 

 

11

 

 

 

食事の後はこれも田野畑村特産の黒文字茶が配られます。

普段つまようじなどに使う黒文字をお茶にしたものです。さっぱりした味で香りがあります。

更に地元の歴史、文化も楽しんでもらおうと弥吾兵太鼓、三閉一揆の講話のステージ発表もありました。

 

 

73-3

 

 

 

閉会式では熊谷シェフ、伊藤シェフへの質疑応答の時間がありました。

「地球が爆発する前日は何を食べる?」という質問に熊谷シェフは「その時なにを食べるかは分からない。お腹がいっぱいだったら特に食べない」と意外な回答をし、伊藤シェフは「昔おばあちゃんが作ってくれた親子丼」と答えるなど集まった方々と会話を楽しんでいました。

 

 

73-5

 

 

 

田野畑村では今後もう一つ公営住宅団地ができあがります。

今度はぜひそちらにも来てほしいと依頼を受けました。

今回は初めてのレストランおむすびでしたが、田野畑村のおいしい食材と優しい人柄によって無事に終えることができました。

会場準備から全部参加していただくことで、田野畑村らしい、田野畑村でなくてはできない会となりました。

 

 

最新情報

アーカイブ

活動リスト

ページトップへ