おむすび32 原田良一シェフ
投稿日:2013年8月29日 投稿者:sot
ソウル オブ 東北
チーム おむすび 第32回料理教室開催 2013.8.29
チーム おむすびの第32回料理教室を開催いたしました。
6月に引き続き、一関市千厩町「レストランあさひや」の原田良一シェフと共にレストランからほど近い旧千厩中学校仮設住宅に伺いました。今回はご高齢の方も多いため、デモンストレーションとお料理教室半分ずつの形式となりました。男性の参加者も以前より多く、コミュニケーションを取りながらの笑顔溢れる会となりました。
1.開催名称 チームおむすび料理教室〈第32回〉
2.開催日時 2013年8月29日(木曜日)11時〜
3.開催場所 旧千厩中学校跡地 仮設集会所(一関市千厩町千厩)
4.主催 ソウル オブ 東北
5.協賛 キッコーマン株式会社
6.実施内容 デモンストレーション、料理教室、食事会
7.参加シェフ 岩手 レストランあさひや 原田良一シェフ
6月に引き続き、今回でおむすび4回目の参加となった「レストランあさひや」の原田良一シェフと共に、旧千厩中学校仮設住宅に伺いました。「こんにちは!今日もよろしくおねがいしますね」と自治会長の小山さんご夫妻が迎えてくださいました。
今回、原田シェフが考えて下さったレシピは夏野菜をたっぷり使用した「とうもろこしのパンケーキ」、「魚のフライにあつあつご飯でスタミナ丼チリソース」、「鶏胸肉と夏野菜の南蛮風」、「冷たいトマトクリームスープ」と夏ばてに負けないようにと盛り沢山な内容となりました。その中から、デモンストレーションではきゅうりの福神漬けとチリソースを、参加者の皆さんにはとうもろこしのパンケーキを作って頂きました。きゅうり、ピーマン、トマトは近くの農業高校からご支援いただきました。
まずデモンストレーションでは「きゅうりの福神漬け」を教えていただきました。地元ではきゅうりと言えば一夜漬けや浅漬けが定番のなか、福神漬けは作った事がないという方が多く、皆さん興味津々で説明を聞いておられました。1cm程に切ったきゅうりを鍋の煮汁と沸騰するまで火にかけ、フツフツしていたら火を止めます。きゅうりが冷めたら、取り出して煮汁を煮詰めて出来上がりです。
次に教えていただいたのは、「魚のフライのスタミナ丼」にかけるチリソースです。魚のフライにかけるものと言えば、ソースかお醤油が多いなか「魚のフライにトマトソースは会うのかな?」と半信半疑の男性の参加者の方もいらっしゃいました。この時期の沢山頂いて、少々熟れてしまったトマトを消費するのにはピッタリのメニューです。トマトを湯剥きし、鍋に玉ねぎやニンニクなどを炒め、豆板醤を加えて煮詰めて出来上がりです。
原田シェフのいつもの軽快なトークと共にデモンストレーションは終了し、いよいよ皆さんが調理する番です。
今回は「とうもろこしのパンケーキ」です。卵黄と卵白を分けて、卵白を泡立てます。各テーブルを原田シェフがまわって泡立ての目安を教えてくださいました。なかなか力と根気のいる作業で皆さん交代で行っていました。
泡立った卵白に小麦粉とトウモロコシ、牛乳を加えてサックリ混ぜ合わせれば、生地の出来上がりです。焼く工程に入ると、最初は遠目にみていた男性の参加者も一人、二人と調理に参加してくださいました。「昔、この辺りではパンケーキに近いもので、げんべた、はやぎを粉を捏ねて作りましたよね。」「同じものを同じ分量で作りますけど、出来上がりの味や形がちがったりと料理っておもしろいですね」と各テーブルで焼き具合をチェックしながらお話してくださいました。
食事会では、スタッフも混ざって交流を深めました。「チリソースの辛さはちょうど良いいですね。」「パンケーキはトウモロコシ本来の甘味を活かしていて、お砂糖の量が少ないので朝食にもよいですね。」など嬉しいお声をいただきました。食事会後は恒例の記念撮影をしてお別れとなりました。