提案する加工所3

投稿日:2012年11月29日 投稿者:sot

■見事な朝日

 

大船渡の沿岸沿いの宿から、朝日が昇ります。うっすら明るくなってくる空、遠くから帰ってくる船が一艘。朝日とともに帰る船、その光景に思わず手を合わせたくなりました。朝日を背負って帰る船の幸福を祈りたくなったのです。

 

大船渡の加工所を数件今日もまわります。今日もいい一日になりそうです。

 

提案する加工所2

投稿日:2012年11月28日 投稿者:sot

■田老から久慈、宮古、大船渡へ

 

久慈には初めて行きます。ここまで北上すると津波の被害も状況が異なるようです。入り江入り江によって、津波の被害にも違いがあるのです。

 

久慈の水産加工協では主にサバとイカを扱っています。加工所の被害状況などを伺い今回のシンポジウムの説明をさせてもらいました。とても熱心に聞いていただき、加工所の見学もしました。ここの看板商品である炙りしめ鯖を取り上げていこうと思いました。

 

次は宮古に戻り、数社を訪問しました。いずれの加工所も困っていることと聞けば、商品開発でした。そしてその売り方、パッケージ。一体どう商品をつくり売ったらいいのかを悩んでいるのです。このままではいけないとその方も思っていることがわかりました。

 

今夜は大船渡で泊まり、明日また加工所を廻ります。

 

提案する加工所1

投稿日:2012年11月27日 投稿者:sot

■重茂と田老

 

助手のT君とカメラマンの越田さんの3人で岩手に向かいます。加工所巡り初日です。徹夜明けの早朝の新幹線。当然うとうとしてふと目を覚ましたら、一気に雪景色でした。ここは一ノ関あたりでしょうか。一面うっすらと白い粉を振りかけたような雪景色です。少し薄着で着たことを後悔しました。盛岡に着き、宮古雪行きのバスに乗ります。このバスに乗ったのは、4ヶ月ぶりです。あの時はお盆の時で夏盛りの暑い日でした。岩手の山間の景色がとても好きです。ゆったりと蛇行する川に沿って日本の原風景が拡がります。白い雪景色にうっとりしつつもこれからのスケジュールを考えます。

 

盛岡から1時間半ほどでしょうか。岩泉までくると雪はなく、沿岸に近づいたことを感じます。ようやく2時間のバスの終点、宮古に着くと、沿岸振興局の神さんがむかえにきてくれていました。まずは腹ごしらえをして、出かけます。今日は重茂漁協と田老漁協へ行きます。この二つの漁協は岩手では大きい漁協で、中心となって動いています。重茂漁協に着いて組合長からお話しを伺います。重茂はとても優れた漁協です。まずは環境に配慮された地域なのです。生活排水で海を汚さないために皆で決められた無公害な石けんを使っています。洗濯洗剤もシャンプーも徹底されているのです。重茂を襲った津波は黒ではなく青い津波でした。漁協が先導して海を守っているのです。また津波で皆さんの生活が困窮した時期には、組合員が公平な生活費を支給されたそうです。漁が出来る人、そうでない人もサラリーマンのように同じ手当にしたそうです。困ったときはお互い様、まさにそういう事を実践できた漁協です。重茂は肉厚わかめを出品します。

 

次は田老にいきます。田老漁協は何度かお伺いしたところです。夏に来たときにはまだ加工所ができていませんでしたが、今はわかめの加工所が再開していました。(代表 岡部 泉)

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