釜石から大船渡へ

投稿日:2012年8月27日 投稿者:sot

■沿岸はまだまだ難しい

 

急に予定を変更して、一ノ関から沿岸に向かいます。釜石へ向かい、まずは沿岸振興局に寄りました。最近の沿岸の事情を聞くためです。現状といっても各地様々な問題を抱えているので、答えは一つではありません。また地域の中でも問題は多様化しています。一人一人の問題がとても複雑なのだと感じます。しかし、産業は進んでいかなければ一人一人も支えられません。何の役に立てるのだろうと思いますが、知るということから始めるしかありません。

 

これからの企画の方向性を確かめるためにも、大船渡の加工所を訪ねました。この会社さんも三つのうち二つの工場がやられてしまいました。今は残った工場を再開させて稼働させています。雇用も進んでいません。仕事がないのではなく、望む仕事と雇用の弁場が適用しないのでしょうか。不思議なようですが人が足りないとのこと。。。

 

どんなアイディアが出せるのかわかりませんが、一緒に前に進んでいこうという話となりました。さぁ、これからです。来年から再来年にかけて新しい東北のビジネスが立ち上がっていくことでしょう。(代表 岡部泉)

 

「テマヒマ展〈東北の食と住〉」

投稿日:2012年8月25日 投稿者:sot

■東北のことに興味があるんだ

 

この展示会が明日で最後なので、見に行くことにしました。東北の手間と暇をかけてつくられた生活の道具たち。夏休みの最後の週ということなのか、沢山の方が見に来ていました。東北は私にとってはとても身近なものとなりました。そして工芸とくれば、よく知ったものですが、こうして沢山の若い方が興味深くみているところを見ると、なかなか東北の民具や工芸を知る機会もないのかと思ったり、またこうして都会的なていねいなしつらえの中でみる民芸の道具は、普段と違って格好良く見えるものなのかと思ったり。。。。映像で映っていた笑顔のかわいらしいおばあさんたち、渋く味のあるお父さんたち、役者顔負けです。くらしそのものが人をつくっているのだと思いました。

 

しかし東北は進化していかなくてはなりません。民具は本当は飾るモノではなく使われるモノです。工芸品になってしまってもいけないのです。しかし、民具であろうと工芸品であろうと、使うために買う人が少なくなってしまった今、次を見据えなければなりません。

 

せめて今できることと言えば、こうして良いメディアに取り上げてもらい、希少性や高技術などを謳いながら数少ない職人さんが数少ない購買層を捉えて行くということなのでしょうか。

 

何事もそうですが、今は、需要と供給のバランスを上手に計りながら生産し展開していくことが大切なのだと思います。(代表 岡部泉)

 

二次加工品

投稿日:2012年8月23日 投稿者:sot

■もう日本は、世界は新しい味覚へと進んでいる

 

今日は、銀座キハチで喜八さんと待ち合わせ。東北の支援を一緒にしてもらっています。

 

今度、沿岸の加工所の支援として、二次加工品の提案をしようと思っています。今市場はどのような二次加工品を求めているのか、そんなことをお話ししました。日本もそうですが、ただ、魚を刺身だけで食べているわけではなく、料理法もさまざまです。味覚も日本料理だけでなくイタリアン、フレンチ、中華料理、韓国料理、それぞれの味覚にあふれています。

 

無国籍料理を提唱してきた世界の喜八さん。調理法についてのちょこっとした質問にも沢山のアイディアが湧いてきます。その発想力にとても驚きます。

 

大型レストランチェーン、スペシャリストのこだわりのレストラン、スーパーなど、それぞれにニーズはとても微妙です、東北も新しい味覚のニーズに対応していかなければなりません。これは日本全国の漁港の加工所にも言えることなのだと思いますが、ニーズに答えられる提案力のある加工所を目指していかなければと思います。(代表 岡部泉)

 

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