おむすび 17 はなまるうどん

投稿日:2012年7月29日 投稿者:sot

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ソウル オブ 東北

チーム おむすび 第17回料理教室開催   2012.7.29

 

チーム おむすびの第17回料理教室を開催しました。

前日、猛暑日を記録した一関市。

当日も雲の少ない朝となりましたが、早朝の気温低下により一ノ関駅は幾分涼しく感じました。しかし、気仙沼に到着するころには気温も上がり始め、野外での食事会に不安を感じる暑さとなりました。

会場は、気仙沼中心街にほど近い「赤岩五駄鱈 応急仮設団地」の談話室です。到着すると、談話室内のうどん打ち準備・野外の食事会場準備に分担して取り掛かります。スタッフも手慣れたもので着々と準備が進み、開始時間前には8人の男性が集まってくださり、にぎやかにスタートしました。

自治会長さんを始め、参加者皆さんは丸岡先生やスタッフと冗談話を交えながらも真剣な表情で粉から捏ねていきます。今までは、あまり見られなかった参加者からの質問も多く、打った生地の日持ちや保存方法、プロとしてのはなまるさんが気を付けていることなど多岐に渡りました。はなまるスタッフの皆さんも丁寧に答えたり、手を動かしながら様々な注意事項やより良い方法など一歩踏み込んだ内容となっていました。今回参加してくださった皆さんは、職を辞した方が多く、普段はあまり外出することも少ないそうです。うどん打ちは思ったよりも体力を使うので、生地を踏み終える頃には少しお疲れの様子でした。

 

今までの中でも一番長い時間をかけて、うどん打ちを進めたこともあり、茹で時間(約13分)を待ちきれずにお茶でお腹を満たす参加者の皆さん。仮設内の住民の皆さんに、うどんの出来上がりを伝えて回り、食事会に誘います。

そうこうしているうちに、1回目の麺が茹で上がりました。参加者が各2名ずつキッチンカーに入り、集まった住民の皆さんに振る舞います。窓口として、はなまる社長の河村さんが立ってくださり、注文を受け完成したうどんを手渡していきます。今回のメニューは、ぶっかけ・しょうゆ・釜玉の3種類です。暑さもあり、冷たいぶっかけとしょうゆに人気が集中します。少し遅い昼食となってしまいましたが、少しずつ3種類とも楽しむ方やおかわりする方もおり、用意した50食は完食となりました。

 

食事後はスタッフ・参加者全員で後片付けをして、最後には簡単な反省会とお互い感謝を伝えて閉会となりました。会場を後にするまで見送っていただき、またこの会場で継続して男の料理教室を開催できればと思いました。

 

 

 

■開催概要

 

1.開催名称   チームおむすび料理教室〈第17回〉 男のうどん打ち

 

2.開催日時   2012年7月29日(日曜日)

 

3.開催場所   赤岩五駄鱈 応急仮設談話室(気仙沼市赤岩五駄鱈)

 

4.主催     ソウル オブ 東北 + NICCO

 

5.協賛     Give2Asia、キッコーマン株式会社

 

6.実施内容   料理教室、食事会

 

7.参加シェフ  東京 はなまるうどんのみなさん    敬称略

 

 

 

第3回チームおむすび 男の料理教室が開催されました。

今回もはなまるうどんさんによる、男の手打ちうどんです。

 

 

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おむすび 16+シェフツアー 2

投稿日:2012年7月23日 投稿者:sot

ソウル オブ 東北

シェフと山・里・海、産地連携プロジェクト 2
[シェフツアー]       2012.7.23

 

この企画(シェフと山・里・海、産地連携プロジェクトー 通称 ”シェフツアー” ) は、岩手県内で東日本大震災とそれに関連する損害を受けた農畜水産業に携わる生産者を支援し、岩手の生産物を知りシェフとの交流を深めるためのプロジェクトです。

ツアーの第2回目は、東日本大震災で被災した岩手県沿岸北部を訪ねました。

岩手県洋野町(ひろのちょう)の「天然ホヤ」、洋野町種市地区の宿戸漁港の「ウニ、アワビ」、同じく種市地区の栽培漁業協会の「稚ウニ種苗施設」の3ヶ所を視察しました。

東京から4人のシェフと、岩手県内からも9名の料理人や飲食店関係者が参加しました。

またこの日は、漁協女性部の方々を対象「チームおむすび」による料理教室も同時に開催されました。

 

 

■開催概要

 

1.開催名称   シェフと山・里・海の産地連携プロジェクト 2 + チームおむすび料理教室〈第16回〉

「海の幸と夏野菜のガスパチョ仕立て」料理教室

 

2.開催日時   2012年7月23日(月曜日)

 

3.開催場所   岩手県種市沿岸北部

 

4.主催     ソウル オブ 東北

 

5.協賛     キッコーマン株式会社、株式会社アッシュ・セー・クレアシオン、

岩手県県南広域振興局

 

6.実施内容   生産地視察、懇親会、料理教室、食事会

 

7.参加シェフ

菊地 美升:ル・ブルギニオン[東京]

高良 康之:銀座レカン[東京]

増田 稔明:ル・デッサン[東京]

伊藤 勝康:ロレオール[岩手]

駒場 利行:ロカーレ・アーシャ[岩手]

原田 良一:レストランあさひや[岩手]

中村 昌:ヌッフデュパプ[岩手]

狩野 美紀雄:ホテルメトロポリタン盛岡[岩手]

 

 

 

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1ヶ所目は、天然ホヤを視察。

ホヤは、三陸沿岸一帯の特産品でしたが震災で養殖場がほぼ壊滅しました。

しかし岩手県の沿岸最北に位置する洋野町は、数少ない天然ホヤが水揚げされてきた場所でした。

天然ホヤがあがる洋野町の種市漁港はおよそ8メートルの津波で壊滅し、漁師たちの漁具を保管する小屋や隣接する建物も全て流されてしまいましたが、天然ホヤ漁に使われていた船とそこに積まれていた道具が運良く残ったため、地震の一月後から漁が

再開され、徐々に収量を上げて行きました。

はじめは海の中は視界が悪く真っ暗だったそうですが、この一年で少しずつ回復してきたそうです。

水揚げされたばかりのホヤを早速試食。みんな口々に、こんな味のホヤは初めて食べたと驚きの様子。新鮮なホヤはシャキシャキとした軽快な歯ごたえで、味も海水の塩味が効いている中にフルーティーさが感じられる独特な爽やかさがあります。普段食べているホヤとは味も見た目も違う天然ホヤを皆絶賛していました。

参加者の一人、「仙水」の小林俊彦シェフは、ホヤは苦手と遠慮がちでしたが、初めて食べた天然ホヤに「ものすごいインパクト。絶品です!」と笑顔がこぼれました。

 

2ヶ所目はウニの増殖溝。

洋野町種市地区の宿戸漁港では、浅瀬の岩盤を削って浅い溝を作り、そこにウニやアワビを放流して育てています。この海域はウニの餌となる良質な昆布があり、ウニの育成に最も適した条件が整った所です。

この一帯にも津波はやって来て、ウニは打ち上げられウミネコの餌になったものと、沖の深い所に持って行かれたものに分かれどちらも収穫には至れません。また漁港は岸壁が波によって大きく崩れ、作業施設も流されていまでも天井や壁をビニールでしのいでいる所が多数あります。

 

 

最後は稚ウニの種苗施設です。

この地区では人工種苗で稚ウニの育成を行なっていましたが、海沿いにあった水槽は全て流され、600万個の稚ウニは全滅だったそうです。岩手県栽培漁業協会種市事業所の箱石所長は「頭が真っ白になった」と1年前の惨状を振り返ります。中古や新品の水槽をなっんとかかきあつめて、現在300万個の稚ウニを育てています。

稚ウニは、ある程度大きくなると海の漁場へ放し、4年経つと成長し収穫の時期を迎えられます。

こうした育成の様子をうかがうのはシェフの皆さんもはじめてのようで、 「ウニが漁師や漁協の皆さんの綿密な計画で育てられているのを初めて知った、とても勉強になりました。」(スクレ・サレ/中西貞人シェフ)

「海産物は高価というイメージだったが、何年もかけて育成して収穫されることを知り、しみじみと価値を理解しました。」(ルカンケ/古屋壮一シェフ)という声も。

 

 

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ソウル オブ 東北+キッコーマン チームおむすび料理教室

海の幸と夏野菜のガスパチョ仕立て

 

「チームおむすび」の料理教室

 

この日は、漁協女性部の方々を対象に「チームおむすび」の料理教室も開催されました。ホテルメトロポリタン盛岡の狩野シェフより、「海の幸と夏野菜のガスパチョ仕立て」の作り方を紹介。

女性部の皆さんは、ふだんはウエットスーツを身にまとい水中メガネをつけてウニやアワビの漁をしたり、施設で加工品を作ったりしている方々です。普段はお刺身としていただく、ホヤやホタテやヒラメが、野菜のガスパチョでいつもと違う一品になる様子に興味津々です。

 

「いつもそのままで食べてばかりだけれど、こうして手をかけると美味しいね。」と味を吟味しながら感心したご様子でした。  また、参加したシェフのみなさんがキッチントラックで様々な料理を披露し、海をバックに即席レストランとなりました。漁協の皆さんと一緒にいただき、「ホタテを野菜と合わせるなんてことは初めてだけれどおいしかった」「いちご煮はウニ、あわびが定番と思っていたが、タコやホヤもおいしいね。」と食材の新たな魅力を知っていただけたようです。

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今回の視察を通して、「震災から持ち直そうという底力を感じた」(ラミティエ/宮下清志シェフ)「南部もぐりの方々の実直な人柄を感じた。そうした食材の奥にこもっているものを伝えて行きたい。」(ヌッフ・デュ・パプ/伊東拓郎オーナー)という感想が聞かれました。

おむすび 15 原田良一シェフ

投稿日:2012年7月14日 投稿者:sot

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ソウル オブ 東北

チーム おむすび 第15回料理教室開催   2012.7.14

 

「いわて南牛」料理

 

十五回目のおむすびは、レストラン あさひや 原田良一シェフによる実演料理教室が開催されました。極上の高級牛として知られている「いわて南牛」をつかい、〈ハンバーグ丼〉と〈じゃが芋のヴィシソワーズ〉をつくりました。当日は多くの方が集まってくださり、料理をはじめ原田シェフの気さくな人柄とジョークを交えたトークに会場は沸いていました。

 

 

■開催概要

 

1.開催名称   チームおむすび料理教室〈第15回〉 大満足!絶品「いわて南牛」

 

2.開催日時   2012年7月14日(土曜日)

 

3.開催場所   まちの駅 新町JaJa馬プラザ前

 

4.主催     ソウル オブ 東北

 

5.協賛     キッコーマン株式会社

 

6.実施内容   「いわて南牛」の紹介・説明、調理デモストレーション、試食

 

7.参加シェフ  レストラン あさひや 原田良一    敬称略

 

今回のチームおむすびは、「まちの駅全国フォーラムin千厩(まちの駅連絡協議会主催)」がおこなわれたこの日、まちの駅 新町JaJa馬プラザにて「いわて南牛」をつかった料理のデモンストレーションをおこない、岩手の食材の魅力をPRしました。その後、地域の方々に料理の試食もしていただきました

料理のデモンストレーションでは、原田シェフの気さくでジョークを交えたトークに参加者からも笑いがおこります。

 

参加者との楽しいやりとりの中でも、いくつもの調理のコツをしっかり伝授する原田シェフはさすがです。参加者も「なるほど!」という様子でした。

 

デモンストレーションの後はレシピが欲しい!という参加者が多くいらっしゃり、このレシピを参考にした、より美味しいハンバーグが食卓に登場するのではないでしょうか。

 

キリッと冷えたヴィシソワーズも、これからの季節にはピッタリの料理ですので、ぜひ作っていただきたいとおもいます。

 

 

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