早採り若布
投稿日:2012年1月30日 投稿者:sot
■田老の春がやってきた
今日は、田老漁協から、早採り若布が送られてきました。
来月の21日に行われるいわて三陸沿岸復興プロジェクト第3弾の素材が早取り若布なのです。喜八さんにこの若布の提案をお願いしています。 早採り若布とは、間引き若布のことです。若布が育ちやすいように、刈られてしまう若い若布です。地元で消費する程度であとは、捨てられてしまう運命にあります。それはそれはもったいないことです。その早採り若布を商品化するには、どうしたらいいのかという問いに答えなくてはなりません。 まずは食べてみてくださいということで茎のついた茶色い若布が送られてきました。まずは若布しゃぶしゃぶにしていただきます。 お湯にくぐらすと、茶色の若布が、さぁと若草色に変わります。その鮮やかさとその速やかさにびっくりです。田老の春がやってきたのです。 食べてみると、しゃきしゃきとした歯ごたえとはりのある質感、意外にも形がくずれることもありません。田老の若布は緑の薄衣が風に吹かれるように揺れています。早春の若布鍋です。震災を乗り越えた若布です。頑張った若布なんです。誠に感謝して、ありがたく頂きましょう。(代表 岡部泉)

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- 投稿日:2012年1月30日
東北からの友人
投稿日:2012年1月24日 投稿者:sot
■東北のことを語った銀座の夜
夜になって冷たい雨が降り始めました。銀座の小料理やさんで東北から来てくれた五日市さんと草野さんと待ち合わせします。 今日は、銀座で東北の復興の現状と今度の事を語る企業中心?のシンポジウムがありました。私は、出席出来ませんでしたが、講演者として出席された草野さんにその模様を伺いました。これまでの復興状況はともかく、今後の東北には、数多くの企業が支援という形で進出します。建設のためのゼネコンはもちろん、住宅、医療、福祉、飲料などの食産業、あらゆる種類の企業が東北へと向かうことでしょう。その支援の途中にあるものは、復興のプロセスですが、その先にあるものは企業の販路拡大です。企業ですから当たり前のことではありますが、東北の人たちが後々まで感謝できるような素直で単純な支援でないことが、寂しい気持ちにさせます。見返りのない支援はないのでしょうか。こんな事を考えているようでは、あまりにも規模の小さい子供じみた活動しかできないのかもしれません。しかし、私たちは企業ではありません。小さくともこころのこもった支援活動でありたいと思っています。小さな成果しか出せないかもしれません。しかしその純度が高いことを優先させたいのです。活動の中でも沢山の迷いとストレスがあります。参加してくれる方々それぞれに思いが異なるからです。全ての人たちの思惑を叶えることは出来ませんが、一つだけ通し続けることがあるとすれば、自己の利益、プライド、権威よりも東北の人々に為になることを優先することだけです。
そんなことを感じながら、三人で楽しい美味しくお食事を頂きました。外に出てみれば、先ほどの雨が雪に変わっていました。お二人とも東北に雪に慣れているはずなのに、東京の珍しい雪の光景に驚きです。東北のことを語り合った思い出深い銀座の夜となりました。(代表 岡部泉)
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- 投稿日:2012年1月24日
いちごのショートケーキ
投稿日:2012年1月22日 投稿者:sot
■ケーキが人を幸せにする
先週の土曜日は、岩手住田町の伊藤さんの料理教室ともうひとつ宮城でもチームおむすびの「いちごのショートケーキつくり」がありました。こちらも大盛況だったようです。小さな仮設の集会場が一杯になってしまったようです。
今回のケーキつくりの先生は、神戸の会社、アッシュ・セー・クレアシオンのパティシエさんです。この会社には、神戸の震災を経験された社員さんも沢山いらっしゃると伺っています。今回は、震災体験という共通の思いから、参加してくださいました。
ケーキは素直に人を幸せにしてくれます。ケーキの役割はそこにあります。かわいくきれいでおいしいもの。それがケーキなのです。今回、参加された方は全部女性だったようです。女子はやはりケーキが大好きなんです。また、女性たちを幸せにするために来て下さい。(代表 岡部泉)


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- 投稿日:2012年1月22日