東北の二大シェフ

投稿日:2011年11月30日 投稿者:sot

■伊藤さんと奥田さんに会いに

 

大槌から前沢へ移動です。今日は、料理マスターをとって東北の二大シェフとなった伊藤さんと奥田さんに会いたくて、ロレオールに行きます。牛の博物館で奥田さんのスローフードなブランディングの講演と、このあたりの食材、前沢牛などをつかった料理の披露があります。おまけにソウルオブ東北のミニキッチンカーの展示もしてくれいるのです。

 

奥田さんの講演はとても楽しく、奥田さんが山形でどのように山形をPRしてきたかと話してくれました。その方法をまた岩手でも活用しようということです。丁寧に作られたものは、きちんと価値を伝えれば必ず認められるのだと思います。どんな仕事もどれだけ思いがあるかが価値を創造するのだと思うのです。

 

111130_1130_1

 

111130_1130_2

 

その後は、伊藤さんの料理をいただきました。いわて県の職員の方々、そして宮城など他県からのレストランや生産者の方々など、沢山いらしています。伊藤さんも奥田さんも県の枠を超えて、東北、さらには日本のことを考えて行動してくれているのです。

 

私もご挨拶をさせていただきました。東北がとても良い食材に恵まれていること、それをもっともっと知ってもらうことで、世界への扉を開きたいことなど。。

 

奥田さん、伊藤さん、素晴らしい料理人が東北から生まれています。今度はその次の世代へと引き継がなくてはと皆で話します。来年は料理と食材コンテストでもやろうと意気投合。来年がまた希望に満ちてきました。(代表 岡部 泉)

 

111130_1130_3

いわて三陸食産業プロジェクト2

投稿日:2011年11月29日 投稿者:sot

■いよいよ本番、鮭の味噌漬け丼

 

皆さんより一足早く入ってくれた日本橋ゆかりの野永さんと大槌へ向かいます。トレーラーキッチンの跳ね上げ式の扉が開くと、通りをゆく人々が何か起こるのかと怪訝そうに見ていきます。何かの期待感、もしくは異物感の両方が入り交じった顔です。
手際よくゴボウのそぎ切りをしていくシェフの手元に見とれてしまいます。大槌の料理人さんである佐藤さんも手伝いに来てくれました。二人のシェフが地元の食材について語り合っています。こういう光景がとても和やかでうれしく思います。

 

そうこうしているうちに、京都と東京組のバスが着き、一斉に白いユニフォームがトレーラーキッチンに溢れていきます。白いその軍団は、ショーさながらにてきぱきと仕事をこなして行きます。その姿だけでも一見の価値ありなのです。その勢いに地元の人たちが「何がおこるの」と皆、聞いていきます。私、誇らしげに、「鮭の味噌漬け丼とさっき絞った酒粕で粕汁つくって皆さんに試食してもらうのですよ」と。私が料理するでもないのに、こういう時は本当に我がチームを誇りと思うのです。

 

111129_11290_a

 

111129_11290_b1

 

2時になり、皆さんに食べていただきます。一同に、鮭はいつも食べてるのに、これは違うねというご評価。うれしいです。これを復興食堂の新メニューに加えていただきたいと思いました。おらが復興食堂の店長さんも、「いやいや、顔が緩みっぱなしだよ、うれしくて」と。こうして大槌に少しだけ希望の光をもたらせたのかとほっとするのでした。(代表 岡部 泉)

いわて三陸食産業復興プロジェクト

投稿日:2011年11月29日 投稿者:sot

■トレーラーキッチンは手がかかる
釜石に着いたトレーラーキッチンを大槌まで運びます。日本一(かもしれない)の厨房機器を備えたトレーラーキッチンはとても重たそうです。何せ初めて扱う車なので、三陸鉄道の方々も慎重です。途中でガソリンを入れたりしながら、大槌へ。大槌はとても被害の大きなところでした。町長さんも津波で亡くなられ、しばらくリーダーを失っていたところです。
今は、新しい町長を迎え、復興に向けて歩み出しています。大槌は新巻鮭の発祥の地です。その鮭を使って、今回は新しいメニューを開発します。トレーラーキッチンは、ようやくおらが大槌復興食堂へと到着。まわりは、建物の基礎しか残っていない土地が拡がっています。大槌にはまだレストランが復興しません。この復興食堂には沢山の人が集まってきます。工事関係の方、町民の方、ほんの数件とこのおらが復興食堂しかないのです。私たちもお昼をいただきました。 お母さんたちが作ってくれています。メニューはまだ3種類。12月には新メニューになるそうです。 腹ごしらえをしたら、トレーラーキッチンのメンテナンスです。関西から来たこのトレーラーは、振動で機器の調整が必要なのです。これからこのトレーラーを一年間動かすので、私たちの覚えておかなくてはなりません。
そんなこんなで、あっという間に日が暮れ、今日の宿宮古へと戻ります。

最新情報

アーカイブ

ページトップへ